2011年 12月 31日
2011年を振り返って |
2011年は3月11日以前の記憶がほとんどありません。
それはあの日が本当に忘れられない衝撃の日だったからなのだと思います。
自宅に籠って作業をしていた時に地響きのような暗い音と共に突然やってきた東日本大震災。
本棚のガラス扉を3つ同時に支えるのが精一杯。自宅で破損した物はわずかだったけれどその後も余りの余震の多さに「地震酔い」の症状と恐怖で眠れない日々が続きました。TVから流れてくる恐ろしい映像に言葉を失い、涙しか出ませんでした。
東京は決して対岸の火事ではなく、計画停電で寒さに震え、流通が不安定になったためにスーパーからは品物が消え、あちこちに放射性物質のホットスポットと呼ばれる場所が現れ、これからこの問題と一生向き合っていかなければならないのだと覚悟を決めた年となりました。
本当に多くの人の生命が失われた年でしたが、それでも仕事に行くと毎日新しい生命が誕生し、それに携わっていくことが私の生きる道であることを再認識し、この助産師という仕事を、やりがいという単純な思いだけではなく、仕事の価値や責任、将来性までを考えるようになりました。今後は、出産する女性だけではなく、多様化している女性の生き方に対応したウーマンズヘルスのあり方を考えていきたいと思っています。
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プライベートでは・・・。
数年通わせていただいたパン教室を卒業し、新しいお教室に通うことになりました。少し遠いので、毎回、躊躇してしまうのですが、そのセンスや味に感銘を受け、楽しく通うことが出来ています。
そして、パン教室やお菓子教室を通じて普段の仕事では決して出会うことが出来ない素敵な方とお知り合いになることが出来たことはとても幸せなことと感謝しています。
来年も仲良くしてくださいますように。
少し行き詰まりを感じていた写真は、師匠の構図とモノクロの2つのワークショップに参加させて頂いたことにより、多くのことを学ぶことが出来、写真を撮ることが益々好きになりました。カメラを持つことの出来ない日も多いし、学んだことが十分に消化されているとは言い難いけれど、これからも細々と続けたいと思っています。
今年は両親が元気なうちに!と考え、幾つかの国内旅行をしました。
年々、年老いていく両親を見るともっと親孝行をしなければと思いつつ、実際には親不孝ばかりの私なのでこれは来年への課題とします。
まずはいろいろな意味で決断をして落ち着かないといけないので頑張ります。
旅行と言えば、夏に行ったメルボルンの研修では、メルボルンでのウーマンズヘルスの現状について一面を知ることが出来、とても刺激になりました。ウーマンズヘルスを専攻する者として、今後の日本での展開を考えるきっかけとなったので、仕事や研究に活かしていきたいです。
今年も多くの素敵な出会いがあり、沢山の方々に支えていて頂き、過ごすことが出来ました。来年も少しでもいいので成長できるような年になるように努力をします。
一年間ありがとうございました。
皆様、良いお年をお迎えください。
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by aiai-blog
| 2011-12-31 12:59
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