2011年 03月 20日
嬉しい知らせ |
早朝、母から嬉しい電話がありました。
「朝、早いけど、aiちゃんが一緒に心配してくれたからすぐに知らせたかったの」と。
実は、あの日からずっと探していた知人家族がいます。
2歳くらいの私が母に叱られると、
「えいちゃんのママ~!
おかあさんにしかられたの~。
たすけてくださ~い!」
と泣きながら家の前の道をひとりで渡って助けを求めに行った、同級生の“えいちゃんのママ”。
「aiちゃん、なにをしたの~?」といつも優しく抱いてくれた・・・と聞いています。
東北は地震が多いので、地震の度に両親はえいちゃん家族へ電話をして「大丈夫か」と確認していたのですが、震災のちょっと前の地震の時にもいつも通りに電話をして「無事だった」と話をしたばかりだったのに、あの日から全く連絡が取れずにいました。
その“えいちゃんのパパ”から今朝早く「無事である」という電話が入ったそうです。
「いつも地震の度に心配してくれるからすぐに電話をしたかったんだけれど、電話はつながらなかった。今も自由に電話が出来る状態ではないから連絡が遅くなってごめんね・・・」と。
宮城県のとある町。
津波は自宅の50m手前で止まり、その後の火災は自宅の30m手前で止まったので無事だったそう。怪我もなく今も自宅で生活をしているそうで、避難所に行かないので物資はもらえないが、あるもので何とか生活をしているとのこと。
“えいちゃんのパパ”はもともとシルバー人材センターの長だったらしく、震災後は避難所の方々のために毎日忙しく仕事をしているらしい。
「国は遺体を探すのに忙しく大変なよう。もう10日だからね。早く遺体をなんとかしなくちゃいけないのだろう。今、一番欲しいのは燃料だよ!」と。
まずは無事が確認できて良かった・・・。
心配のあまり、毎晩、浅い眠りだった両親も、今日からはちゃんと眠れるのではないだろうか。
by aiai-blog
| 2011-03-20 10:42
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