2011年 02月 26日
懐かしい友人との再会 |
昨日は『春一番』でしたね。
『春一番』の翌日は寒が戻ると言われているそうですが、本当に今日は空気が冷たかったですね。こう気温差があると体もついていきません。今週は扁桃腺炎で寝込んでしまいました。皆様お体どうぞご自愛ください。
さて、先週末のことになるのですが中学校の同窓会がありました。なんと!卒業以来です!
「お知らせハガキ」が実家に届いたのは11月末ぐらいでした。「日程を調整しどうぞご参加ください」という趣旨のもの。中学校全クラス同窓会は初めてだし、私のクラスは個別に集合してはいてもクラス単位でも同窓会はしていないので、もう20年以上音信不通の人ばかり。
学年は10クラスもあったし、当時はひとクラス40人以上だったので同級生は400人以上なのでしょう。みんなどんな風になっているのだろう?・・・と会うのは楽しみと不安が半々でした。
駅から会場のホテルに向かって歩いていると、前後に“もしかして同級生?”と思われる人が歩いていたりしてドキドキ☆でしたが、受付をして自分の名札をもらう頃には懐かしい友人を発見できてホッとしました。
80人くらいが連絡先不明だそうで参加者は100余名。
初めは“400人くらいいるはずなのに100余名だけ??”と思ったのですが、ひとつの会場に集まるとコレがとっても多いのです。
太ったり痩せたり、髪が寂しくなっていたり、若々しい人もそうでない人もいろいろで、同窓会だから「同級生」とわかるけれど、何も知らない人が見たらみんなが同じ年だなんて絶対にわからないと思う。月日は人を変えるのですね~(笑)!
いろいろな人に声をかけて、かけられて、食事やお酒を楽しむこともせずおしゃべりづくめでした。不思議なことに在学中はあまり話をしたことがない人にも声をかけてもらったりして、楽しかったのです。
私の中学校は4つの小学校からの集まりなのですが、私の小学校は全員同じ中学校に進んだので、小学校も一緒という同級生が多かったのですね。今回、名札を見なくても顔がわかったり、“あの人知ってる?”と思える人は小学校も同じだった人が多かったみたいです。
昼間から一次会、二次会(同じホテル内)、三次会(ホテルの近所)と参加して帰ってきたので、7時間30分くらいおしゃべりしたんですよ!もう驚きですよ~。
「今どこにいるの?お子さんは?お仕事は?」ちみんなと同じようなことを話したけれど、詳細を覚えていない人もたくさんです・・・(汗)。
そして、そんなに多くの時間おしゃべりをしたはずなのに話が出来なかった人も沢山いるし、写真を見て、“あ~、来ていたんだぁ~”と後から知って残念だったりもしました。
そして、同級生が経営しているイタリアンレストランでの四次会には50人も参加したんですって!ほぼ半数じゃないですか~!みんながどれだけ楽しかったのか、どんなに会いたかったのかということがわかりますよね。
私は帰りの電車から喉は痛かったし、お腹は空いたし、帰宅後にやっと食事と水分を摂りました。そして、楽しかったはずの翌日から『扁桃腺炎』。明らかにはしゃぎすぎでした・・・(汗)。
今回の同窓会で感じたことがいくつかあるのですが、それは「ここが私の原点だった」と確認せざるを得なかったこと。
「あいちゃん、看護師さんになったの?夢が叶ったね~。良かったね~。」と私が中学生の頃から看護師になりたかったことを覚えていてくれて涙ぐんで喜んでくれた、卒業以来連絡を取っていなかったクラスメート。
「あいは今どこで何をしているのかな~?ってネットで検索して“ふむふむ、今はここにいるのね~”って時々確認してしているの~♪」「それってストーカーみたいじゃん!」って他の人に突っ込みを入れられるくらい私を気にしてくれていた友人も・・・。あの頃、すごく仲が良くて「私の中学の頃の友人」といったら真っ先に名前を挙げるくらい大切な彼女なのに、そんなに連絡していなくてごめん・・・。そしてありがとう!
「あの時、あいちゃんに会ってね、頑張っているんだな~、夢を実現させたんだな~って知ったから、回り道だけど私も頑張ろうって思ったんだよ。今日は会ったらそれを伝えようって思っていたの!」という小学校からの同級生も・・・。
実は大学病院で私は助産師、彼女は病棟クラークさんとして15年くらい前に偶然に再会したことがあったのですけれど、その時は彼女は退職を決めていたの。地元に帰ると聞いていたのでその後どうしたのか?と気になっていて、今回参加者名簿で名前を発見して話をしたかった人のひとりなので、遠くで目が合った時は嬉しくて仕方がなかったです。なんと、退職後に進学して今は地元で看護師をしているのだそう。
彼女とは小中学校を通して一度も同じクラスになったことはなかったけれど、学級委員や委員会で話をする機会があったので、利発で、優しくて、みんなの人気者だった彼女と仲良くなりたい!って思っていたのに、実際はほとんど話をしたことがなかったのです。
それなのに、彼女は私が子どもの頃から看護師になりたいと思っていたことを何故か知っていたらしく、再会した時に本当に私がそうなっていたことが嬉しかったこと、そして病棟クラークとして見ていた看護師はやっぱり憧れで「自分もなりたい!」と思ったんだということを聞いて、思わずウルウルしちゃいました。
小学校や中学校は自分で選んだわけではなく、「そこに住んでいた」というだけで集まった同級生なので、自分と馬が合う人もそうでない人も当然いました。そして、そのことを気にしていたり、希望した高校に進学できなかったということが気になっていて同窓会に来なかったという人も残念ながら知っています。
私も高校や大学、看護短大や大学院での友人の方が話が合ったり、環境が似ていたりして連絡が取りやすかったというのは事実だし、小中学校のみんなが結婚したころに結婚していなかったとか、子どもがいなかった・・・というのが疎遠になった理由のひとつになっていました。
それに、子どもって残酷で、自分がしたことはされた人以外は覚えていなかったりすることもありますよね?
25年ぶりに会ってみると、仕事で活躍していたり、自由人だったり、育児がひと段落していたり、それぞれが自分のいるべき場所にいるのがわかりました。
それぞれが大人になっていて、歩んだ道もそれぞれで、その道は決して平坦ではなかっただろうし、苦労もしたし、今もしていたりするのだろうけれど、それでも頑張っているっていうことが顔を見てわかったし、『同窓会に出席しよう!』って思えることは、きっと今が充実していて自分なりに『幸せ』なんじゃないのかな・・・って思いました。
過去の同級生に支えてもらったことも沢山あるし、自分が知らないうちに誰かに影響を与えたり、与えられたりしているもの。過去に何があっても過去は変えられないし、今の自分は自分が歩んできた『過去』の上にドンドンと重ねてきたことの証。今輝いていられることは、昔の自分の思いの上に成り立っていたりするものなのなのかもしれないな・・・なんてこともちょっとだけ考えました。
それにしても、この全クラス同窓会。発起人はいるものの案内の送付や会場探し、出欠の確認などの全てを同窓会専門の業者さんがやってくださるというものでで、当時の名簿の住所(実家)宛てに案内を出してくださるのです。
ネット上に同窓会のHPが立ち上がり、知らされているIDやパスワードを入力すると我が校のページが立ち上がるので、掲示板へメッセージが書き込めたり、出欠の登録が出来たり、出席者の名前を確認できたりするのです。
そして、当時の名簿では連絡が取れなかった同級生の名前もわかるようになっていて、その中に知っている人がいたら個別に連絡して誘いましょう!なんてことが出来る優れもの。
このシステム、とても楽チンで良かったです。
出欠の締め切りギリギリまで、“誰が来るのかな~”などとワクワクして出欠表を見たり、懐かしい名前を発見してドキドキしていたのは私だけではないはずだし、今は業者さんが撮影してくださった沢山の写真が公開されているので、ネットから注文することが出来たり、自分たちが撮影した写真をUpすることが出来るので、それぞれが公開して先週の余韻に浸っています。
「小学校の同窓会もしよう!」や「剣道部の同窓会で声をかけるから覚悟しておくように!」などと言われたりして、まだまだ「久しぶりにみんなに会いたい病」はあちこちで続いているようです。
実は、来月は短大専攻科時代の同窓会もあるのです。
「久しぶりに再会したい!」と思うような年齢なのかもしれませんね。
by aiai-blog
| 2011-02-26 23:44
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